実は危険なリボ払い。なぜ危険なのか?
クレジットカードって便利ですよね。
ネット通販で使えば、余計な手数料がかかる代引にしたり、わざわざコンビニまで引取りに行ったりしなくてもOKですし、店頭で使えば、現金を持ち歩く必要もないです。明細が届くので、家計簿をつける手間も省けます。
だからといって、何も考えずにクレジットカードで買い物するのは、少し待ってください! とっても便利なクレジットカードですが、支払方法をきちんと確認せずに使っていると、気づかないうちにスゴく危険な状況に陥っているかもしれませんよ!
クレジットカードの主な決済方法
クレジットカードには、主に5つの決済方法があります。「一括払い」「分割払い」「前払い方式」「ボーナス払い」、そして、最後が、本記事で詳しく解説していくことになる「リボルビング払い」、通称「リボ払い」です。
リボ払いとは?
カードを作る時、「リボ払いがオススメ!」とか、「リボ払いにすると500ポイントをプレゼント!!」などという宣伝文句を頻繁に見かけます。実はこのリボ払いに落とし穴が隠れているのです。
リボ払いとは、どのようなモノなのか説明していきましょう。リボ払いとは、指定した金額を毎月(借入金から)定額or定率を支払っていくという支払い方式です。わかりやすくするために、分割払いと比較してみましょう。例えば、6万円の物を、3回の分割払い、リボ払いでそれぞれ支払う場合を考えてみますと、
● 分割払い(3回)の場合 2万円(6万円を3で割ったもの)と、そこに手数料を足したモノを、3回に分けて支払う。
● リボ払いの場合 まず毎月の支払額or支払率を決める(ここでは仮に定額1万円とする)。そして、毎月1万円ずつ払っていく。払っている間にも利息は増えていくので、6回の支払いで完済することは出来ない。
というふうになります。しかし、(ここがまたヤヤコシイところなのですが)リボ払いにも幾つかの種類がありまして、上の例で示したのは「元利定額リボルビング方式」というものです。これとは違って、元金の定額返済とは別に利息も支払うことができる方式もあります。
では、このリボ払いのどこに危険が潜んでいるのでしょうか。
以下に2つの理由を挙げます。理由1:借金が減りづらい
まず、リボ払いの大きな問題として、借金が減りづらい、というものが挙げられます。お金を借りる身からすると、借入金残高(元本)がなかなか減らないと、経済的にも精神的にも、非常に大きな負担となります。
例えば、クレジットカードで50万円の買い物をして、先述した「元利定額リボルビング方式」で支払っていくとします。
毎月定額:1万円 年利:15% とすると・・・
なんと! 支払総額:789,501円となり、 支払い回数は実に79回! 返済完了まで6年と7ヶ月もかかります。
購入金額が小さい時は見えにくいのですが、大きな買い物をすると、利息分が積もりに積もって恐ろしい事になります。これに気付かないと大変な損失を被ります。
理由2:借金しているという感覚が無くなっていく
先程も述べましたが、借金というのは大きな負担になります。しかし、リボ払いでは、その感覚が薄れていってしまいます。
あなたは、6万円の商品を3回の分割払いで購入しました。次の日、9万円の商品が欲しくなったので、これも3回の分割払いで購入しました。この場合、翌月からの支払いは、
(2万円 + 3万円) × 3回 (+手数料) となります。「払い終わるまでキツイなぁ」という感じです。
しかし、同じ事を毎月定額1万円のリボ払いで行うと、借金の額は15万円に上がったのに、毎月の支払金は1万円のままです。
これによって、「自分は借金をしているんだ」という意識が薄れていき、「毎月1万円だから大丈夫」と更にカード払いをしてしまいます。また、これによってどんどん総額が増えていき、理由1に書いた事態にもつながっていきます。
最後に
いかがでしょう。リボ払いの危険さを理解していただけましたか?
本記事では、リボ払いの中の1つ、「元利定額リボルビング方式」に基づいた計算を行いましたが、他の方式を用いても、利用者が他の支払い方式よりも損をしていることに変わりありません。
「その損を承知してでも、リボ払いを使ったほうが良い」と思う時もあるでしょう。そういう時は、せめて、この記事を思い出してリボ払いのメリット・デメリットをきちんと天秤にかけた上で、ご利用なさるようにして下さい。